大谷桃子
信楽で作陶される大谷桃子さん。
使いやすく普遍的な形と、のびやかで繊細な絵付けに目を惹きつけられます。
絵付けの器は印象的な反面、飽きが来やすいものですが、桃子さんの器は不思議にそれがなく、和洋中様々な料理、盛り皿から取皿まで色々な用途にお使いいただけます。
陶芸家でありながら、三姉妹の母でもある桃子さん。
忙しい暮らしの中でも、食べること作ることを始めとする暮らしを大切にされているからこその、懐の深さのように感じています
大谷桃子 プロフィール
https://www.ootanis.com/momoko
- 1971
- 京都市に生まれる
- 1974
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両親が焼物作りを仕事にすると決め信楽に移住
父が作った小さな赤い屋根の家で、両親と一歳下の弟+1匹の柴犬との暮らしが始まる
弟や犬と一緒に大自然の中を駆け回って過ごすが、中学生くらいからは都会で暮らすことに憧れていた - 1987
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願いが叶って高校時代は京都で過ごす
京都で高校生をしている間は、ここではないどこかにもっと自分にぴったりな場所があるのでは?と外国で暮らすことにずっと憧れていた - 1990
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オレゴン大学に留学
在学中、ひょんなことからインドネシアの姉妹校に留学する機会を得、熱帯の魅力にはまる
生命力に溢れる植物(バナナの葉やハスなど)の印象は鮮烈で、その後、自身の作るうつわのモチーフにすることとなる - 1995
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京都のジャワ更紗屋イシスでアルバイト
センスが良いオーナーの石田さんの、独自の視点で集められた骨董品や国内外の工芸品、現代美術などに囲まれて暮らすスタイルに衝撃を受ける - 1997
- 信楽窯業技術試験場 釉薬科に入る
- 1998
- 同場ろくろ科へ 哲也と出会う
- 1999
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試験場を卒業後、両親の工房に間借りして作品の制作を始める
土の素地に化粧泥を施し(粉引)絵付けをする両親のスタイルを踏襲しつつ、絵付けのモチーフは自分らしいものを。と考えた時に、自然とインドネシアで目にした熱帯の植物が頭に浮かんだ
その時からずっとバナナの葉やハスを陶器のうつわに絵付けし続けている - 2000
- 長女出産
- 2003
- 次女出産
- 2005
- 三女出産
- 2006
- オカズデザインと出会う
- 2008
- 夫、大谷哲也と共に大谷製陶所設立
- 2010
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オカズ夫妻が共通の友人と一緒に大谷家に泊まりで遊びにきてくれる
お土産にいただいた手作りのロースハムがあまりにも美味しくて、それがきっかけとなり大谷家でもハムやベーコンを作り始める - 2011~
- アメリカ、オーストラリア、中国、台湾など海外でも作品展を開催
- 2019
- カモシカ五月展『ノブうどん帖』発刊記念 三人展に参加