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写真:伊藤徹也

市川さんの器を使っていると、森の中で焚き火と湧き水で料理をしているようなイメージがいつも浮かびます。
茶を含めた植物と水と火を見つめ続け、深く広く世界を捉えられている市川さんの手から生まれる、やわらかい風合いと形。
作品一点一点の形や大きさ、釉薬の表情が異なるのも、自然そのものを映しているようです。
遠くに旅することは難しい時世ですが、私達を軽々と原風景に連れていってくれる市川さんの器。
暮らしの中で、ゆっくりと使い手の暮らしに馴染んでいくのも魅力的です。

プロフィール下に作品が並んでいます。
写真と文章をご参照いただき、これから10年20年と時をともに過ごす一枚を見つけていただけましたら、何よりうれしいです。

こちらの注意書きを必ずご一読の上、ご購入お願いします。


市川孝 プロフィール

1967
滋賀県生まれ
1985
北海道と新潟の教育大学で彫刻を学ぶ
1993
信楽の古谷製陶所に勤める
1997
森岡成好氏に師事する
1999
地元滋賀で独立
まずは急須や土瓶、食器など、好きな料理の為のうつわを主に薪窯と灯油窯で作りはじめる
量産出来る技術もなく、個展を中心に活動
2001
東京へ売り込みに行った際、西荻窪の古道具店「魯山」で石皿と出会う
昔の台所で使っていたからだろうか、高台が煤で汚れていた
本来の使い方ではないが皿の上で調理するのもいいなと思い立ち、耐火皿や耐火の土瓶を初めて作る
その後、料理研究家や料理人との出逢いから、より具体的なイメージで作陶し、料理会のある個展も始める
2007
茶人の李 曙韻さんと出会い、我が家で初めて台湾茶をいただく
その香りの変化に衝撃を受ける
2008
李さんの店「人澹如菊茶書院(台北)」で個展。以降、個展を重ねる
お茶の自由さを知り、魅力を感じ始める
草、苔、茶、花、菓…艸(くさ)かんむりの字があわらす事象とそれにまつわる暮らしごとが気になり始める
2012
お茶を含めた艸事(くさごと)の魅力を四季をテーマに伝える「茶菓花器事(ちゃかきごと)」の活動を京都の方々と始める
2015
茶家十職(北京)で個展。以降毎年展示を重ねる
古樹茶や岩茶、単ソウ茶などを始めとした大陸のお茶と出会い、豊かさを知る
2016
雲南・福建・潮州などお茶の産地を訪れる
杭州の茶葉博物館で目にした宋代斗茶図に刺激を受け、茶器やその周りの道具作りに留まらず、茶道具を組んで運べるトランクや二輪車の「茶車」を作り始める
2018
お茶の魅力を伝える活動「茶遊記」を始める
西安や福建、滋賀、京都、仙台、熊本など、国内外様々な場所で様々な方と茶会を開催
場面に合わせて茶車も変化していくことに
2019
カモシカにて初個展「山の雫」開催
2020-2022
樹齢1000年の見上げるほどの茶樹との出逢いから、茶への見方も変わり、植物再考に繋がっていく
お茶をよりシンプルに「植物と水と火(陽)の出来事」と捉え、料理や蒸留、焙煎、染め、野草、薬草、珈琲、、と関心が繋がり広がっていく

それぞれの魅力を知ることで、お茶の魅力の再考を考え始める
使うことやストーリーから感じ考え、かたちにし、暮らしを愉しむ心をくすぐりたいと思っている
2021
カモシカにて個展「匂い立つ」開催
2025
カモシカにて個展「潤す」開催
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¥6,600
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