工房イサド
写真 萬田康文
ふだん気がつかない、あるいは気にも留めないようなものに
実は不思議な魅力が隠されている
新しいものを一から作り出すというよりは
既にあるものの中に魅力を見つけ出すことから
いつもはじめているような気がする
工房イサド 本田淳
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1968
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東京都足立区生まれ 生家は元兵舎だった古い建物で
家族が寝ていた部屋は天井がなく
梁がむき出しだった
縁側の杉の節穴から床下を覗いたりしていた
古い木の記憶 - 1990
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筑波大学卒業、パルコ入社
宣伝・販売促進系の仕事を主に担当
若手アーティストの公募展を担当し大いに刺激を受ける
- 1996
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都立品川職業技術専門校木工科に入学
刃物の研ぎや木工、家具制作のイロハを学ぶ
夕方5時から青物横丁周辺を呑み歩く - 1997
- 木工房シン入社 特注家具の製作に携わる
- 2000
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家の二階が古家具で一杯になるほどの古物好き
古物商免許を取ることも真剣に考える
家具制作の技術と古い物を組み合わせて
自分らしい何かができるのではないかと漠然と思い始める - 2003
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埼玉県北葛飾郡に工房イサドを設立
無垢材を主とするオーダーメイドの家具を制作するかたわら、古材を使った額や生活の道具などを制作 - 2006
- オカズデザインと世田谷の古民家にて企画展を開く
- 2014
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数学的な形の美しさに魅かれ、この頃からオブジェ作品にも取り組み始める
カモシカにて個展「匙」を開催
- 2020
- カモシカにて二人展「四角」開催
- 2023
- カモシカにて個展「時を刻む」開催