紺野乃芙子
沖縄県名護市で作陶される紺野乃芙子さん。
古くから山原(やんばる)と呼ばれ、鬱蒼とした原野と豊かな自然が広がる地を拠点に自ら土を掘り、精製しながら制作されています。
土地から生まれるものと真摯に向きあう紺野さん。活き活きと息づく素材感に溢れる作品を生み出されます。
粘土に豚の血を混ぜて作る土器は、日々使いながら、いずれは土に還ることを考えて作られたもの。
珊瑚釉の陶器はのびやかさと洗練されたフォルムを併せ持ち、その塩梅にも心惹かれます。
おおらかで使うたびに懐の深さを感じる紺野さんの器。ご自身と響き合う器をゆっくりと選んでいただければ幸いです。
紺野乃芙子 プロフィール
- 1983
- 大阪府に生まれる
- 2001
- 高校卒業後、大阪から沖縄芸術大学に進学
- 2008
- 沖縄北部、やんばるへ拠点を移し、作陶を始める
- 2025
- カモシカ 初個展「催花雨」を開催