11/8 13:30-15:00(料理会)
野をわたる風
乾いた草の間を抜けて、遠くで薪がはぜる音
その小さな火のそばに、人がいる
火を見つめながら
呼吸は自然と深くなっていく
パンをこねる手
粉と水が出会い、やがて柔らかな命のように息づきはじめる
火を入れる
炎がひとつの食卓を照らす
薪火野(まきびの)。
屋号から、すでに物語が伝わってきます。
口にすると体の中心に火が灯るような、心地良いパンを作る中山大輔さん。
そして、畑で作物を育てながら日々台所に立つ、料理家の中山舞子さん。
お二人のしなやかなお人柄と生き方に、いつも大切なことを教わっています。
効率や完璧さではなく、ただ今日という一日を確かに燃やすための、 ひとすじの炎。
水のように身体にするする入り、料理に寄り添ってくれる薪火野のパン・舞子さんの料理の静かな味わいは、人の手と土、風と炎がひとつとなり、循環しているように感じています。
大輔さん・舞子さんをはじめ、今回のゲストの作るものと生き方は共通して、土地と人、そして彼らをとりまく畑や森、山や海と丸い円になって繋がっています。
地に足がついた生き方でありながら、みずみずしさに満ちています。
黒姫の森と運命的に出会い、新たな章を迎えているお二人の物語。
これまで大切に育んでこられたこと、これからのお話をお二人からお伺いしながら、おいしい料理とパンを噛みしめる時間、私たちもとても楽しみにしています。
舞子さんの3-4皿の料理や菓子、パン、食後のお飲み物がお値段に含まれています。
当日はカンパーニュやブリオッシュ、パンデビスなどお持ち帰りのパンもずらりと並ぶ予定です。
シナモンロールのみ、事前ご予約を承ります。
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僕たちは日々畑に向かい作物を育てそこでの恵みをいただき、パンを焼き生きる糧としています。
そんな暮らしから生まれるパンや料理は自分たちの投影のように質素かもしれません。
日々のパンを作り日々の食事を作る。
日々の延長に今があり、明日があり、10年、50年、100年...
過去の積重ねが僕たちが生きる今を作っているように、
僕たちの日々の営みが確実に未来を作っています。
そんな中で生きてるって思ったら粗野で質素な日々でもなんだかロマンチックに感じる。
忙しない今を生きているとどうしても忘れがちになってしまう日々に光をあてる。
そんな今日を噛み締めています。
生きるって、日々って、大切なことって。
ふと立ち止まって考えてみよう。
一緒に薪で焼かれたおっきなパンでも噛み締めながらさ。
中山大輔・舞子
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注意事項(必ずご一読してから、お申込みください)
- 事前のご入金をお願い致します。
クレジットカードまたはゆうちょ銀行をご選択ください。 - 一斉に料理をお出しするため、始まる10分前までにお越しください。京王線がよく遅れるため、時間に余裕を考えてご来店をお勧めします。
- お申し込み後に体調不良などでキャンセルの際は、お早めにメールまたはお電話にてご連絡をお願いいたします。
仕入れや準備の都合上、11/1以降のキャンセルはご返金が出来ません。
ご自身でご友人やご家族へお譲りいただくなど、ご手配お願いいたします。 - アレルギーでお召し上がりにならない食材がありましたら、備考欄にご記入ください。
- お連れ様がいらっしゃる場合は、数量を2にお申し込みください。
残り1席の場合は、2でお申し込みいただいてもカートには1しか入りません。カート画面にて、必ずご確認お願いします。